可愛らしい仕掛けの奥に専門職人たちの顔がある可愛らしい仕掛けの奥に専門職人たちの顔がある

滋賀小紋のハンカチ 湖東繊維工業協同組合(滋賀県)

湖東繊維工業協同組合の作る小紋のハンカチには、郷土への思いがプリントされています。びわ湖に生息するエビと豆を煮込んだ滋賀県ならではの家庭料理や琵琶湖だけに生息するセタシジミの柄。しずく柄には、びわ湖大ナマズや県鳥カイツブリが隠れています。このハンカチを使うたびに発見や話題が広がるよう、お楽しみが仕込んであるのです。

滋賀県湖東地区は、近江の麻、近江ちぢみの産地です。国内外の有名ブランドに素材提供するほどの技術力とは裏腹に、その名はあまり知られていませんでした。しかし、時流に合わせながら、脈々と技を継承してきました。

滋賀小紋のハンカチは、ファッション業界へ卸す麻製品の製造ラインの中で生まれます。トップブランドを手がける産地ならではの麻100%で織られた贅沢なハンカチです。織りからプリント、刺繍までの全工程は、互いを知り尽くした滋賀の職人たちのアイデアと協調、そして熱い想いが込められています。

開発は、滋賀県東北部工業技術センターと共同で行われています。「今は地方の方でさえ、こうした地域の優れた産業を知らないこともあります。麻の良さを手で触って感じてほしい。このハンカチが会話や笑顔のきっかけになりますように」。センターの小谷麻理さんは、そんな願いを込めて今日も親しみのある柄を考案しています。

湖東繊維工業協同組合

〒521-1221
滋賀県東近江市垣見町760番地
Tel.0748-42-0398
http://www.kotosen.com

近江ちぢみの品も展開シボ感は専用板で作成

近江ちぢみの品も展開
シボ感は専用板で作成

ハンカチは、近江ちぢみのバージョンも展開。強撚糸を使用した麻布を洗濯板のような板の上で揉みこむと、繊維が戻ろうとする力によって自然なシワが生まれます。機械化も進みましたが、湖東繊維工業協同組合では、昔ながらの手揉み加工を大切にしています。

デザイン性はもちろん壊れにくい設計が前提

愛情込めた刺繍で
控えめに郷土をPR

プリント柄と対のワンポイント刺繍バージョン。滋賀県を象徴する柄が本当にさり気なく縫い込まれているので、産地イベントで販売した際には、男性の購入者も多かったそう。品質の良い麻素材は、手を拭いた後もべたつかず、洗濯後もすぐに乾きます。

滋賀小紋のハンカチ - 湖東繊維工業協同組合(滋賀県)

伝統と信頼の素材に、地域ならではのアイデア
皆さんに喜んでいただける製品を届けたい

湖から吹く風、山々がもたらす適度な湿度、清らかな地下水、滋賀の恵みが育んだ麻織物。近江ちぢみのクオリティを手軽なハンカチでお楽しみください。
えび豆、セタシジミ、しずく、ムラサキの花柄の他、水田の生き物柄など随時新作を発表予定。プリント、刺繍。
産地直営ショップ「麻香」などで購入できる他、記念品等のオーダーの相談も可能です。

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