商品づくりは技術プラス感性。京都で培われた感性と伝統技術を世界に発信していきたい商品づくりは技術プラス感性。京都で培われた感性と伝統技術を世界に発信していきたい

Canvas ougi 光章(京都市)

染色の感性を生かした
シンプルモダンなバッグ作り

一見すると、まるで工芸作品のように美しいバッグ「canvas ougi」。扇をモチーフにした斬新な色合わせと力強さを感じさせる和モダンなデザインは、まさに“ジャパニーズ・ビューティ”の風格と気品を漂わせます。

「暖簾やタペストリーの手描き染めを気に入った女性のお客様から染めを使った服やバッグの要望があり、バッグ作りを始めたのがきっかけでした。染色の仕事で色使いには自信がある。そこから派生して、色の組み合わせを生かすデザイン、そしてそれを生かす素材にこだわって生まれたのが今回の商品なんです」。京都・伏見に工房を置き、京都伝統の手描き染めに長年携わってきた「光章」代表の小川光章さんは、日本の粋を表現したバッグが生まれた経緯をこう語ります。

京都で培われた感性と伝統の染織技術を背景に、新しい世代への提案として生みだした一品は、手描き染めの感性から生まれた斬新な遊び心のあるデザイン。平成24年、初めて参加した海外の見本市で数々の有名バイヤーの目にとまり、アメリカのニューヨーク近代美術館(MoMA)ミュージアムショップやフランス、イタリアのバイヤーからオーダーが入りました。

「製品を通じて京都の魅力を発信していきたい。「色」とか「間」を生かす、手から生まれてくるようなデザイン、人の心を打つようなデザイン。そういうものをこれからも表現していきたいですね」。海外市場に挑戦する光章さんのまなざしは力強く輝きます。

光章

〒612-0821
京都府京都市伏見区深草東瓦町13-3
Tel.075-642-1336
http://www.kyoto-kosho.com

手染めのための染料は職人の感性の生かしどころ

手染めのための染料は
職人の感性の生かしどころ

「光章」は昭和60年に創業した手染め工房。京都伝統の手染めの要は職人の技術と色の調合、多くの染料の中から工房に合う染料を厳選し、目指す色を生みだします。

女性客のリクエストが次世代のバッグ作りの原動力に

女性客のリクエストが
次世代のバッグ作りの原動力に

染めを使ったバッグの要望がきっかけでバッグ製作をスタート。その後、次世代のためのシンプルモダンなデザインに挑戦し、染色家ならではの感性を生かした色使いと、確かな裁断・縫製技術を生かしたのが今回の商品。

扇モチーフの折りひだは京都の粋をモダンに表現

扇モチーフの折りひだは
京都の粋をモダンに表現

バッグの裾を広げると2カ所の折りひだが開き、内側から差し色がのぞくデザインは、見えない部分に洒落をほどこす京都の粋を表現。京都独特の色である墨色と紅色を合わせた商品は、特に海外での評価が高かったそう。

Canvas ougi - 光章(京都市)

「和」を意識したモダンデザイン。
京都ならではの粋が息づく
色合いと間にセンスが光ります。

平成22年から東京で販売スタート、平成24年に海外に販路を拡大(フランス、イタリア、ニューヨーク)。

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